まだまだ間に合う!受験本番に向けて秋からやるべきこと

新しい学期が始まる秋、いよいよ入試本番へのカウントダウンが始まりました。もっと勉強しておけばよかったと焦っている受験生の方でも、秋にしっかりと計画を立てれば、志望校合格に近づくことは可能です。今回は、受験本番に向けて秋からやるべきことをご紹介します。

◆目次

受験生にとって「秋」とは?

受験生が「秋」にやるべきこと

・夏に計画通り勉強できた場合

・夏にうまく勉強できなかった場合

秋からの勉強法

・過去問を解いて自己分析をする

・今後の学習計画を立てる

・生活リズムを整える

まとめ

【受験生にとって「秋」とは?】

「夏を制する者は受験を制す」という有名な言葉がある通り、長い夏休みをいかに充実させて計画的に過ごせるかは、受験生にとって今後の受験勉強を左右する重要なポイントです。

しかし、計画通りに夏休みが過ごせなかったとしても諦めたり、落ち込んだりする必要はありません。秋からでもしっかり取り組めば十分巻き返せます。

反対に、夏にしっかりと勉強ができた場合は、夏の成果を最大限に発揮するために、これからやるべきことを洗い出して秋以降も継続していくことが大切です。

受験生によって夏をどのように過ごしたか状況は異なるものの、誰にとっても秋は受験合格を勝ち取るためにスパートをかけるべき最終ラインといえます。

【受験生が「秋」にやるべきこと】

では、受験生は秋以降どのように勉強に取り組めばいいのか、パターン別にご紹介します。

夏に計画通り勉強できた場合

自分が計画していた通りに勉強が進んだなら、その後に受けた直近の模試などでよい結果が出て一安心しているかもしれません。しかし、ここで気を緩めてしまうと、それまでの努力が水の泡です。気を引き締めて、秋からは「演習問題を繰り返し解く」ことに重点を置くとよいでしょう。

「夏に計画通り勉強できた=基礎的な部分はしっかりと固められた」ということです。秋は基礎を振り返りながら演習問題を中心に解いていきます。問題集は、志望校の出題レベルと同等のものを選ぶのがポイントです。

演習問題は基礎が理解できていないと解けないことが多いので、自身の苦手なところ、理解できていないところが一目瞭然になります。間違えたところや解答に時間がかかったところをチェックして、何度も繰り返し解いて理解度を深めていきましょう。

夏にうまく勉強できなかった場合

部活動や学校行事など、さまざまな理由で勉強ができないことも多いですが、学習計画を立て直せば、秋からでも十分受験に間に合います。

まずは基礎を固めることを優先します。基礎部分がない状態で問題演習などを行っても、解答率が低かったり、必要以上に時間がかかったりして、決して効率的とはいえません。その上、気分が落ち込んでモチベーションが下がることも考えられます。

英単語や文法を確認したり、公式を暗記したりするなど、基礎問題を解くために必要な知識を今一度身につけることから始めましょう。確認や暗記程度なら、通学などの空き時間でも対応できます。

まだ志望校選びに迷っている場合は、秋には第一志望校を決めてしまうのもおすすめです。志望校を決めることで目標も定まって前向きな気持ちで勉強にも取り組める上、志望校の出題傾向に合わせて受験勉強を進められます。

【秋からの勉強法】

最後に、秋以降の勉強の進め方についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

過去問を解いて自己分析をする

志望校が決まっている人は、一度その大学の過去問を解いてみましょう。出題傾向や今の自分の実力を知ることができます。単に合格までに必要な点数の目安が知れるだけではありません。間違えた問題や、解答に時間がかかったり、解けなかったりした問題を分析し、今の自分に足りないものを振り返ります。

今後の学習計画を立てる

過去問での自己分析が終わったら、学習計画を立てます。自分のレベル以上の目標を掲げてしまうと、途中で挫折したり、達成できなかったときにモチベーションが下がったりする原因にもなります。「今の自分だと頑張れば達成できそう」というレベルの目標を立てることが肝心です。

また、計画スケジュールはざっくりしたものではなく、週ごとや月ごとなど細かく決めていくと、無理なく進められます。細かな目標をひとつひとつ達成することで、自信にもつながります。計画を立てるときは、手帳などのスケジュールツールを活用するのもおすすめです。

生活リズムを整える

体調管理も受験に向けての重要な準備のひとつです。

特に夏から秋、秋から冬にかけての季節の変わり目では体調を崩しやすくなります。夜遅くまで勉強して、睡眠不足による集中力の低下や体調不良を起こしていては本末転倒です。

早寝早起きを心がけたり、無理をしてストレスを溜めたりしないように、生活リズムをしっかり整えることが大切です。生活リズムは勉強のパフォーマンスに大きく影響しますので、必ず意識してください。

【まとめ】

受験本番に向けて秋からやるべきことについてご紹介しました。基礎をしっかりと固めていれば秋からの成績アップも叶えやすいです。基礎固めができていなくてもまだ遅くありません。自己分析をしながら計画を立てつつ、基礎を固めていけば、受験本番までに十分間に合います。生活リズムも整えながら、志望校合格に向けて着実に進めていきましょう。

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